小さいお子さんで、悩まれている方が多い病気です。お子さんは汗をよくかくため、夏季に増悪しやすい傾向にあります。しかし、かゆい湿疹があるだけでは、アトピー性皮膚炎とは診断できません。
アトピー性皮膚炎は、「よくなったり、悪くなったりを繰り返しながら、慢性的に経過するかゆみを伴う湿疹」と定義されています。当院では、皮膚科学会が作成しているガイドラインに沿った適切な治療を行います。治療の中心は、症状や部位に応じた適切な強さのステロイドを塗ることです。かゆみや皮疹の範囲が広いときは、抗アレルギー剤を服用することもあります。
小さいころからの適切な治療やスキンケアがとても大切です。