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ここクリニック皮フ科アレルギー科

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院長コラム

Column

  • 2020年5月23日

赤みを伴うニキビ(ざ瘡)の原因と治療についてー専門医がガイドラインに沿って説明ー

こんにちは。ここクリニック院長のおかだりかです。
赤いニキビ(ざ瘡)は、痛みを伴い目立つ場合も多く、できるだけ早く治したいですよね。赤いニキビができたら、病院に行ったほうがいいのか、セルフケアでいいのか悩む人もいるでしょう。赤く膿んだニキビを、自分で潰して膿を出している方もいるかもしれません。きれいに治すポイントは、早期発見・早期治療です。ここでは、「赤みを伴うニキビ」を早く治すコツについて、ガイドラインなどの医学的根拠に従って解説していきます。

赤いニキビは病院で治療しよう ー早期発見・早期治療がポイントー

赤く膿んだニキビができたら、どのように対応されているでしょうか。「放置する、市販薬を塗る、自分で潰して膿をだす」などのセルフケアを行う人も多いかもしれません。日本皮膚科学会のざ瘡(ニキビ)のガイドラインでは、「90%以上の人がニキビを経験するが、10%しか病院にいかない。」といった記載があります。ニキビは、誰しも経験するよくある皮膚の疾患ですが、適切な治療を受けられる方は少ないのかもしれません。赤く膿んだニキビは、病院やクリニックといった医療機関で治療すべきと考えます。効果がしっかり期待できるニキビの薬は、医療機関でしか処方できないからです。放置したり、自分で潰すことで、ニキビ痕が残ることもあります。ニキビ痕は、クレーターのように陥没してしまうと、治療が難しくなることもあります。赤く膿んだニキビを含めたニキビをきれいに治すポイントは、早期に適切な治療を受けることです。ニキビの治療薬は薬局でも市販されていますが、病院で処方できる薬に比べると、効果はやはり劣ります。「このくらいのニキビだから、自分で対処しよう」などと甘く考えず、皮膚科を受診することが大切です。

参考
日本皮膚科学会 尋常性痤瘡治療ガイドライン 2016

赤いニキビの原因

赤いニキビはどのような機序で、出現するのでしょうか。赤いにきびができる原因は、以下の3つの段階に分けられます。

1)最初の原因としては、「毛穴の詰まり」です。詰まった毛穴は「面皰(めんぽう)」と呼ばれ、見た目には白や黄色いブツブツしたものに見えます。この状態が「白ニキビ」です。

2)次の原因として、「皮脂」です。詰まった毛穴の中では、皮脂が皮膚の外にでることができず、産生も増え、だんだん貯まっていきます。

3)最後に「アクネ菌などの細菌」による感染です。アクネ菌は皮脂を好み、酸素を嫌うため詰まった毛穴の中で増殖し、赤く炎症を引き起こします。この状態が「赤ニキビ」です。

アクネ菌などの細菌感染を合併すると、白い膿を伴う赤いニキビになる場合もあります。痛み、熱感、発赤などのを伴い、腫れてしまうこともあります。

赤いニキビの治療

赤いニキビは、毛穴が詰まった「白ニキビ」にアクネ菌などの細菌感染が合併した状態であることが多いので、細菌を抑える抗生剤が必要になります。抗生剤は、塗り薬と飲み薬があり、症状が強かったり、赤いニキビが多発している場合は、飲み薬が必要になります。また、白い膿を伴う赤いニキビの場合は、滅菌された針でニキビを刺し、膿を出す処置を行うこともあります。自分でつぶして膿を出すと、二次感染がおこったり、ニキビ跡として残りやすくなるため、おすすめはできません。

抗生剤の塗り薬

アクアチム、ダラシン、ゼビアックスなどがよく使われます。昔から使われている「ゲンタシン」は、赤いニキビに対しての効果は低く、使用はあまり推奨されていません。

抗生剤の飲み薬

ルリッド(ロキシスロマイシン)、ビブラマイシン、ミノマイシンなどがよく使われます。抗生剤がどのくらい効果的かは、個人差がありますので、主治医と相談して決めるとよいでしょう。

まとめ

赤く膿んだニキビができたら、病院でしかできない治療や薬がありますので、早めに病院に行き適切な治療を受けることが大切です。ニキビを長い間放置したり、自分で誤った治療を行った場合、治りにくくなるだけではなく痕が残る場合もあります。ニキビ痕になってしまうと、治療が難しい場合も多いので、赤いニキビができてしまった際は、適切な治療を早期に受けることが大切なポイントです。

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