WEB予約WEB予約 オンライン診療オンライン診療

ここクリニック皮フ科アレルギー科

お電話でのご予約・お問い合わせ
045-561-1100

ここクリニック皮フ科アレルギー科

MENU

皮膚科

Medical

Medicalじんましん

典型的なじんましんは、蚊にさされたような発疹がでます。

「かゆみを伴う盛り上がった赤い皮疹」ができて、数時間以内に消える症状が現れます。急激に全身にでてしまうと、体が熱をもつような感じがしたり、かゆくて、眠れなくなることもあります。軽い症状でも、仕事や勉強に集中できないこともあります

治療は飲み薬(抗アレルギー薬)が中心で、塗り薬は補助的に使用する程度です。抗アレルギー薬は、じんましんにとてもよく効くと言われています。しかし、1種類の薬では効果が得られない場合もあり、数種類の薬を併用したり、注射製剤を使用する場合もあります。

注射製剤は、「ゾレア」という薬で、もともと気管支喘息の治療に使用されていた薬です。難治性のじんましんにも効果があるとわかり、保険適応になりました。当クリニックでも難治性のじんましんの患者さんを対象に治療を行っており、高い効果を確認しています。飲み薬を飲んでも改善しないじんましんの方は、ゾレアによる治療の適応になる場合がありますので、ご相談ください。

<ゾレア>

通常は、1か月に1回、2本皮下注射をします

<関連するコラム>

難治性・重症なじんましんに対する新しい注射製剤「ゾレア」を専門医が解説

Medicalアトピー性皮膚炎

小さいお子さんから、忙しく働いている方まで、悩まれている方が多い病気です。しかし、かゆい湿疹があるだけでは、アトピー性皮膚炎とは診断できません。

アトピー性皮膚炎は、「よくなったり、悪くなったりを繰り返しながら、慢性的に経過するかゆみを伴う湿疹」と定義されています。当院では、皮膚科学会が作成しているガイドラインに沿った適切な治療を行います。治療の中心は、症状や部位に応じた適切な強さのステロイドを塗ることです。かゆみや皮疹の範囲が広いときは、抗アレルギー剤を服用することもあります。

これらの治療で改善しない場合は、シクロスポリンという免疫抑制剤を使用することもあります。また、塗り薬や飲み薬で改善が乏しい患者さんには、光線療法が適応になります。副作用の少ない治療方法であり、かゆみに対しても効果があります。治らなくて、かゆくてお困りの方はご相談ください(保険診療で治療可能です)。

 

最近、「デュピクセント」という注射製剤が新しい治療として認可されました。重症なアトピー性皮膚炎の方に有効な治療法として、当院でも採用しております。これまでの治療で十分な効果が得られていない患者さんが治療の適応になり、十分な説明と理解の上での、使用になります。

<デュピクセント>

新しい注射による治療方法です

 <関連するコラム>

アトピー性皮膚炎の診断について専門医が解説します

アトピー性皮膚炎の治療について
ー重症な方への最新の注射製剤「デュピクセント」も解説ー

 

Medical水虫(足白癬)

水虫は、誰もが一度は聞いたことがある皮膚疾患の1つでしょう。足の裏、足の指の間によく出現し、皮膚の皮が剥けたり、水疱ができることもあります。しかし、かゆみなどの自覚症状はないこともあり、気がつかず放置している方も多いと思います。一緒に暮らしている家族にうつることもありますので、正確な診断と治療が必要となります。

皮膚科では、皮膚を一部剥ぎ取り(痛みはありません)、その場で顕微鏡で見て水虫の有無を判断しています。足は汗などによって蒸れやすい部位なので、あせも(汗疹)の合併も多いことから、見た目だけで水虫と判断することはできないのです。

塗り薬が主な治療になりますが、足の爪に水虫が感染する「爪水虫」は、塗り薬では効果が乏しく、飲み薬で治療することもあります。個々のケースによって、治療方法は異なりますので、まずはしっかり顕微鏡を用いて検査を行い、確定診断を行ってから治療方法を検討しましょう。

<検査で使う顕微鏡>

5-10分程度で、その場で診断できます。

 

Medicalニキビ

ニキビは、思春期の男女の顔に好発することから、整容的に大きな問題になり、多くの高価な化粧品や治療方法があふれています。しかし、ニキビの病態は明らかになりつつあり、それらに頼らずとも、保険診療での治療や日々の生活、適切なスキンケアでコントロールできる場合が多いです。

当院では、皮膚科学会のガイドラインに沿った適切な治療を行っていきます。治療の中心としては、ピーリング効果がある塗り薬、抗菌効果がある塗り薬と飲み薬といった保険診療でカバーできるものが中心になります。しかし、ガイドラインにも記載があるものの、保険診療では実施できない治療(ピーリングなど)も、適応がある方にはおすすめしています。しっかり治療をしていても、ニキビは繰り返しできることがあるため、定期的に通院する必要があります。安定していても自己判断で治療をやめてしまうと、症状が再燃することが多いので、適切なかかりつけ医を持つことも大切です。

 

上記のような通常の治療では改善しない重症なニキビの方を対象に、内服薬の「イソトレチノイン」による治療を行っています。欧米では一般的に使用されている飲み薬ですが、日本ではまだ保険適応にはなっていない治療です。効果は高いですが、副作用や注意すべき点も多く、専門医と一緒に服用していく薬になります。治療は診察や薬剤代を含めて、全て自費になります。当院では、値段は抑えて設定しており、明確に内訳もお示し、重症な方のみを治療対象としています。お困りの方は、お気軽に相談してください。

→イソトレチノインの詳細は、こちらのページを参照ください

Medicalイボ

イボは、皮膚科ではよくある疾患で、「パピローマウイルス」というウイルスが原因になって生じることが多い皮膚疾患です。痛みやかゆみなどの自覚症状がないため、気がついたら大きくなって受診する方もいます。そのまま放置しても、命には関わりませんが、徐々に大きくなり数も増えていき、他人にうつしてしまうこともあります。治療は、液体窒素を用いた冷凍凝固術が主体になります。治るまで定期的な通院(2週間に1回程度)が必要で、大きいイボは治るまで時間がかかります。早めに治療を行えば、改善も早いので、気になった時は早めに相談しましょう。冷凍凝固術で効果が得られない場合や多発している場合は、ヨクイニンという漢方薬を併用することもあります。

Medical脱毛症

脱毛症は、いろいろな要因で生じ症状も多彩です。主な症状として、円形脱毛症、びまん性脱毛症、男性型脱毛症があります。脱毛症は、整容的に大きな問題になり、積極的な治療が必要になることも多いですが、脱毛症自体の原因が特定できる場合とできない場合があります。特に円形脱毛症は、まだ治療法が確立されていません。また、数ヶ月単位という毛の生え変わりを考えると、治療を開始してもすぐに毛が生えてくるとは限らず、治療期間が長期に及ぶこともあります。男性型脱毛症など、原因や治療法が確立されている脱毛症もありますので、まずは脱毛症を正確に診断し、病態にあった治療方法を選択することが大切です。見た目に大きく関わる病気なので、受診をためらう方もいると思いますが、早期の治療が大切な場合もありますので、気になった際は早めに相談してください。

Medical帯状疱疹

帯状疱疹は、体の左右どちらかに痛みを伴う皮疹が出現します。ぴりぴりとした痛み(神経痛)が先行し、その後同部位に水疱を伴う赤い湿疹がでてきます。小さい頃にかかった水疱瘡のウイルスが原因と言われています。水疱瘡のウイルスは、水疱瘡が治った後も体の中に潜伏しており、加齢や過労、ストレスで免疫力が低下することが引き金となり、再活性化し、帯状疱疹として発症します。50歳以上のほとんどの人が、水疱瘡のウイルスをもっており、80歳までに3人に1人は帯状疱疹を発症すると言われています。

帯状疱疹は、抗ウイルス薬を早期に服用すれば改善しますが、神経痛が残ってしまうことがあります。これを「帯状疱疹後神経痛」といい、2割程度の患者さんでは後遺症として残ってしまうと言われています。夜間眠れないくらいの痛みが残ってしまうこともあります。

 

帯状疱疹は、頻度が高い疾患であることに加えて、神経痛が後遺症として残ってしまうことが問題でした。そこで、発症予防のためにワクチンが開発され、現状では2種類のワクチンが使用できます。以前から使用されていた水痘予防のワクチンを帯状疱疹予防とために使用するものと、帯状疱疹予防のために開発されたワクチンがあります。

ワクチンの名前 特徴 価格(税別)
水痘生ワクチン 1回の接種、5-7年で効果が薄れる 8000円
シングリックス 2か月ごとに2回接種、終生免疫が得られる 20000円

(1回あたり)

 

Medical多汗症

多汗症は、全身に汗が多い全身タイプと、体の一部に汗が多い局所タイプに分けられます。多汗症の場合、まずは他の疾患が合併していないか精査する必要があります。他に併発している疾患がない場合は、原発性(特発性)多汗症と診断でき、どの程度日常生活に困っているか、で治療を進めていきます。

全身性多汗症の場合、保険適応の治療として、まずは飲み薬(プロバンサイン)を試されることが多いです。

局所多汗症は、診断基準として、下記6項目のうち2項目が当てはまり、6か月以上症状が継続している時に診断できます。

1)最初に症状がでるのが 25 歳以下であること

2)対称性に発汗がみられること

3)睡眠中は発汗が止まっていること

4)1 週間に 1 回以上多汗のエピソードがあること

5)家族歴がみられること

6)それらによって日常生活に支障をきたすこと

局所の多汗症の部位は、手掌/足底、わきが多く、特に手掌とわきは日常生活に支障をきたすことが多く、治療を希望される患者さんが多いです。

わきの多汗症

保険適応の治療として、外用薬(エクロック)、ボトックス注射があります。まずは、外用薬から試し、効果が得られない場合はボトックス注射を行います。ボトックスは、両脇に15-20箇所程度ボトックスを注射していきます。軽度の痛みを伴いますが、効果は高いです。

手の多汗症

わきの多汗症に比して、治療の選択肢が少ないです。
当院では、外用薬として、塩化アルミニウムローション(高濃度30%)を扱っています。就寝前に手につけて頂き、数日続けると汗の減量を期待できます。かぶれて使えない場合や、効果が得られない場合は、ボトックス注射を行います。ただし、わきより注射に伴う痛みが強いです。

Medical巻き爪

巻き爪は陥入爪(かんにゅうそう)とも言われており、爪の切りすぎや靴が合わないことなどで生じます。痛みや炎症がある場合は、保険診療で治療を行います。炎症が治まったら、ワイヤーを入れることで、巻き爪を改善していきます。この治療は、保険外診療(自費診療)になります。

当院では、ワイヤーを用いて施術を行っております。爪の大きさに合わせてワイヤーを購入頂き、施術致します。

<巻き爪 ワイヤー処置:自費診療>

4000円(税別)